事例

どこでも働ける時代がやってきたからこそ、 DX化に対する「よくわからない」という殻を破って 前進する必要があると思うんです

株式会社ブルブル様

2022.12.20

テレビ番組やCMなどの撮影や機材のレンタルなどを中心に事業を展開している、株式会社ブルブル。ニュースからバラエティまで幅広いジャンルに対応しており、業界では名の知れた存在だ。同社の経理部では、多い月で240~300件ほどの受注をクラウド会計ソフト・スプレッドシート・kintoneを駆使しながら処理していたが、業務の幅を広げながら仕事の質をさらに高めたいという想いで一念発起。今回はkintone1本化へのきっかけと、それに伴う社内の変化について同社経理部の渡辺さんにお話を聞いてきた。

ITに明るくないからこそ、伴走型のサポートを選択

「何の番組の撮影に行ったか」「どの機材を使用したか」といったロケごとの作業日報をつけるために、2020年頃kintoneを導入したブルブル社。

自分たちでアプリを作成してみたが、より良い方法があるのではないかと思いkintoneの導入サポートを行っている会社を探し始めた。

「請求作業をする際はクラウド会計ソフトとスプレッドシートとkintoneにバラバラに入っている情報を、それぞれ経理スタッフがチェックして1つのデータに。さらに値引きがかかったり、請求先が変わったりした場合は情報を自分たちの手で修正。以前はパソコンを使用していても、ある意味アナログっぽい働き方をしていました。しかし上司が家庭の事情で九州に戻り、リモートで勤務することになったため、一念発起してDX化を推し進めることになったんです」と、渡辺さんは当時を振り返る。

そうして同社の中で始まったのが、DX化を支えるコンサル探しだ。同社代表・白石氏が、kintoneの導入支援サービスを提供している会社を3~4件ピックアップ。パソコンやITに関する知識や経験を補うために、二人三脚でゴールを目指す“伴走型”の会社に絞って検索。ロケットスタート提供のサービス『iTanto』に辿り着いた。

経理部の渡辺さん

案件数や売上が可視化したことで、働き方にも変化が!

最初に取り組んだのは以前から使用していた作業日報用のkintoneアプリのリファクタリングだ。

さらにExcelに蓄積されていた情報を紐解いて、基本となる作業情報からイレギュラーな対応をした案件までをピックアップすることで、1つのアプリでありながら幅広い業務を網羅できるアプリを目指した。

準備期間は4ヶ月。ロケの受注管理や作業日報、請求管理に加え、スタッフのロケ実績や立替金のリストまでを確認できるアプリが完成。クラウド会計ソフト・スプレッドシート・kintoneに分散していた情報を集約することで、業務効率が格段にアップした。そしてブルブル社は、kintoneを本格導入したことで給与体系に大きな変化が起こった。

「現場の人間に作業日報を毎日きっちり入れてもらい、新しくつくった案件管理アプリと連携することで、スタッフ一人ひとりが携わった月々の案件数や売上への貢献度合いが一発でわかるようになりました。そこで今までテレビ局や制作会社から、名指しで仕事をもらっていた人に支給していた“指名手当”を廃止。数字を可視化できたことで、売上に本当に貢献しているスタッフに手当を支給できるように!頑張っている人を正当に評価できる、公平な制度を構築できたんです」と渡辺さんはうれしそうに教えてくれた。

【Before】iTanto導入前

【After】iTanto導入後

「もうスプレッドシートと紙には戻れない」という声も

ブルブル社のDX化に力を注ぐ渡辺さんの最終的な目標は、kintone上でFixした請求データをボタン1つでクラウド会計ソフトと連携させることだという。

「そこに辿り着くまでに課題がたくさんあるのですが、その中でも“機材の管理”が大きなウエイトを占めています。地下1階、地上2階建ての当社の各階に、機材が山ほどあるためナンバリングでの管理は不可能。未だにスプレッドシートで管理しているこの部分を、いつかデータ化するのが目標です。人の稼働率がかなり見えるようになったからこそ、次は機材の稼働率も可視化したいですね。そして請求作業に関する最終目標も達成できたら最高です」と渡辺さんは目指す未来をワクワクしながら聞かせてくれた。

そしてkintoneの本格導入はブルブル社で働く人たちの意識にも変化をもたらした。
「私自身、最初はプラグインが何をするものかわからなかったのですが、今回のDX化の取り組みを通して
何をしたいのかを整理する中で知識が身につき、次に何をすべきかが見えるようになりました。 チーム内にもkintone がどんどん浸透してきて、経理を統括している上司は “もうスプレッドシートと紙には戻れないね(笑)”と言ってくれたんですよ」ブルブル社とiTantoの連携は現在3クール目。

同社のDX化は渡辺さんを中心に周囲の仲間を巻き込みながら、これからも進化しつづけていく。

株式会社ブルブルのみなさん

<編集後記>

ブルブル社は在京キー局からローカル局、インターネットTV、ネット配信、CMまで、多岐にわたるジャンルの撮影に携わっている。そのぶん業務量も機材の量も膨大な数となるため、これからもDX化を推進していく。業務改革を通じて確実に変化をもたらし、様々な角度から“働く人の幸せ”を実現しているブルブル社だが、さらに歩みつづけ、ゴールを迎えたとき渡辺さんの周りには仲間の笑顔で溢れているに違いない。
ライター:中野 文香

<取材協力>

株式会社ブルブル
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公式サイト:https://www.bullbull.jp/
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<取材>

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